ヌートリアってどんな生き物?生態と、見かけたときの対処法
ヌートリアってどんな生き物?
川や水路の近くで「大きなネズミみたいな動物がいた」という話を耳にすることがあります。それはヌートリアかもしれません。
ヌートリアは南米原産の大型のげっ歯類で、体長は40〜60cm、体重は5〜10kgほどあります。もともとは毛皮をとる目的で日本に持ち込まれたのですが、戦後に放たれたり逃げ出したりして野生化してしまいました。
見た目の特徴としては、こんなものがあります。
- 鮮やかなオレンジ色の大きな前歯
- 川や池などの水辺を好む(半水生)
- 草食で、水草や農作物、芝生などを食べる
- 繁殖力が高く、年に2〜3回出産する
どこに生息しているの?
おもに西日本(兵庫・岡山・広島・大阪・京都など)に多く見られますが、近年は東海や関東でも目撃されるようになってきています。
水辺の環境を好むため、川沿いやため池、農業用水路の近くで目撃エリアが形成されやすい傾向があります。お近くの状況は、地図の目撃情報で確認してみてください。
ヌートリアが引き起こす被害
かわいらしい見た目とは裏腹に、ヌートリアはさまざまな被害を引き起こします。
農作物への被害
水田の稲や野菜・果樹を食い荒らすことがあります。農林水産省から「特定外来生物」に指定されており、防除が推進されています。
堤防や護岸への被害
堤防の内部に巣穴を掘る習性があるため、護岸が崩れやすくなることがあります。見た目には異常がなくても、内部が空洞になっているケースもあります。
生態系への影響
水辺の植物を大量に食べることで、在来の生き物が住む環境を壊してしまうこともあります。
見かけたときはどうすればいい?
まず、近づかない・触らない
大きくておとなしそうに見えても、野生動物なので噛みつくことがあります。また、レプトスピラ症などの病原体を持っていることがあるため、素手では絶対に触れないでください。
犬や猫を近づけない
散歩中にヌートリアを見かけたら、ペットをすぐに引き離しましょう。噛まれると傷になるだけでなく、感染症のリスクもあります。
自治体の窓口に連絡する
ヌートリアは特定外来生物のため、個人が勝手に捕まえることは法律で禁止されています。見かけた場合は、お住まいの市区町村の農林・環境担当窓口に連絡してみましょう。連絡する際は、以下の情報をメモしておくとスムーズです。
- 発見した場所(住所や近くの目印)
- 発見した日時
- 頭数と大きさの目安
- 撮影した写真(あれば)
身近なエリアの目撃情報は、地図でも確認できます。農作業や川沿いの散歩の前にチェックしてみてください。
気になること
ヌートリアとはどのような動物ですか?
南米原産の大型のげっ歯類で、体長40〜60cm・体重5〜10kgほどあります。鮮やかなオレンジ色の大きな前歯が特徴で、水辺を好む半水生の草食動物です。もともと毛皮用に日本へ持ち込まれましたが、戦後に野生化した外来種です。
ヌートリアを見かけたらどうすれば良いですか?
近づいたり触れたりしてはいけません。野生動物なので噛みつくことがあり、レプトスピラ症などの病原体を持っていることもあります。ヌートリアは特定外来生物のため個人が勝手に捕まえることは法律で禁止されており、お住まいの市区町村の農林・環境担当窓口に連絡してください。
ヌートリアが引き起こす被害にはどのようなものがありますか?
農作物(水田の稲・野菜・果樹)への食害、堤防の内部への巣穴掘りによる護岸崩壊リスク、水辺の植物を大量に食べることによる在来生態系へのダメージの3つが主な被害です。農林水産省から「特定外来生物」に指定されており、防除が推進されています。
ヌートリアは日本のどの地域に多く生息していますか?
主に西日本(兵庫・岡山・広島・大阪・京都など)に多く見られますが、近年は東海や関東でも目撃されるようになっています。水辺の環境を好むため、川沿いやため池・農業用水路の近くで目撃エリアが形成されやすい傾向があります。