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三浦半島を拠点にするアライグマ──神奈川の外来獣問題と防除計画

この記事の情報は2026年3月時点のものです。

三浦半島は横浜・川崎という日本有数の大都市の「足元」に位置しながら、緑地・社寺林・農地が残る里山型の景観を保っています。この環境はアライグマにとって隠れ場所・繁殖場所・採食場所が揃った好条件で、神奈川県のアライグマ問題は三浦半島を中心に展開されてきました。県は第3次防除実施計画で1〜3月を集中捕獲期に指定し、組織的な対応を進めています。

三浦半島を拠点にするアライグマ──第3次防除計画の取り組み

神奈川県でアライグマが多く確認されているのは横須賀市・逗子市・鎌倉市・三浦市・葉山町などの三浦半島エリアです。もともとペット由来の個体が野生化したとみられており、雑食性で繁殖力が高いことから個体数が増える傾向があります。

農作物(野菜・果物・稲)への食害のほか、天井裏への侵入・糞尿による建物汚染も多く報告されています。神奈川県は「神奈川県アライグマ防除実施計画(第3次)」を策定し、1〜3月を集中捕獲期に指定するなど組織的な個体数管理を進めています。

市民が使える制度の例:

  • 逗子市 ── わなの無料貸出制度があり、農業・住宅被害を受けた市民が申請できます
  • 鎌倉市 ── 野生動物被害の専用相談窓口を設けており、被害状況の確認・対応方針の案内を行っています
  • 横須賀市・葉山町 ── 環境担当課で相談・情報提供に対応しています

アライグマは特定外来生物(外来生物法)に指定されているため、飼育・輸入・野外への放出は法律で禁止されています。捕獲した個体の取り扱いにも制限があるため、自己判断で処分せず担当窓口に確認することが大切です。

横浜の港湾・旧水路に住むクマネズミ──繁華街と貨物搬入経路

横浜市の繁華街(関内・中華街・野毛エリア)では、飲食店からの残飯や生ゴミがネズミの食料源になりやすい環境です。港湾に近いエリアでは貨物輸送に混入したネズミの侵入リスクも高まります。横浜市の旧水路・暗渠沿いのエリアは湿度が高く、ゴキブリ・クマネズミが移動しやすい地形条件があります。

建物の配管貫通部・換気口などを金属メッシュで塞ぐことが基本の予防策です。

横浜・川崎のゴキブリ──都市部での対策

横浜市・川崎市は人口密集度が高く、飲食店や集合住宅が多いため、ゴキブリの問題も継続的に対策が行われています。横浜市は各区の保健センターでゴキブリを含む衛生害虫の相談を受け付けており、川崎市も保健所での相談が可能です。飲食店が集まるエリア(横浜中華街・関内周辺など)では建物全体での一斉防除が効果的です。

神奈川県・市の相談窓口一覧

問い合わせ先主な担当内容
神奈川県 自然環境保全センターアライグマ全般・広域防除情報
逗子市(環境・害獣担当)アライグマわな無料貸出
鎌倉市 環境保全課野生動物被害相談
横須賀市(環境担当)アライグマ被害相談
横浜市 各区 保健センターゴキブリ・衛生害虫相談
川崎市 保健所ゴキブリ・衛生害虫相談

部署名・担当課は自治体の組織改編により変更されることがあります。「〇〇市 ゴキブリ 相談」などで検索して最新の窓口をご確認ください。

引越し先の害虫リスク診断で、都道府県別のリスクを比較することもできます。

隣接する県の状況が気になる方は、東京都のゴキブリ・ネズミ傾向静岡県のゴキブリ・セアカゴケグモ傾向もあわせてご覧ください。

神奈川のマップ目撃データでわかること

このサービスには神奈川県内から寄せられた目撃情報が蓄積されています。鎌倉・逗子・葉山エリアではアライグマの報告が見られ、横浜市内・川崎市内では夏場を中心にゴキブリ・ネズミの投稿も確認できます。住む場所を選ぶ際や農地管理の参考にしてみてください。


本記事の自治体情報は執筆時点のものです。最新情報は各自治体サイトをご確認ください。

参考資料

  • 逗子市「アライグマのわな貸出について」
  • 鎌倉市「野生動物による被害の相談」
  • 神奈川県自然環境保全センター公式サイト

あなたの地域の害虫・害獣出没状況を地図で確認できます

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気になること

神奈川でアライグマが多い地域はどこですか?

横須賀市・逗子市・鎌倉市・三浦市・葉山町などの三浦半島エリアで特に多く確認されています。神奈川県は「神奈川県アライグマ防除実施計画(第3次)」を策定し、1〜3月を集中捕獲期に指定して組織的な対応を進めています。

アライグマを見かけたとき、どこに相談すればよいですか?

神奈川県内では各市の環境担当課や農業担当課に相談できます。逗子市ではわなの無料貸出制度があり、鎌倉市も野生動物被害の相談窓口を設けています。神奈川県自然環境保全センターへの相談も可能です。

神奈川・横浜でゴキブリが出やすいエリアはどこですか?

横浜市の中華街・関内周辺や川崎市の繁華街など飲食店が密集するエリアでは、夏場(6〜9月)にゴキブリの活動が活発になります。横浜市の旧水路・暗渠沿いのエリアは湿度が高く、ゴキブリ・ネズミが移動しやすい地形条件があります。