別府温泉の高温多湿がゴキブリを招く──大分のかぼす農家とアライグマ問題
この記事の情報は2026年3月時点のものです。
「おんせん県おおいた」のキャッチコピーが示すように、大分県は温泉の湧出量・源泉数ともに日本一の温泉大国だ。この温泉地の特性が、思わぬ形で害虫問題とつながっている。別府・由布院などの宿泊施設は年間を通じて高温多湿の環境が保たれており、ゴキブリが生息しやすい条件が整いやすい。特に排水管まわりは要注意だ。農業面では、大分県の特産品であるかぼすの農園にアライグマが侵入する被害が近年増加しており、農家の悩みとなっている。
別府・由布院の温泉地に潜むゴキブリ問題
大分市・別府市・由布院など観光客が多いエリアでは、宿泊施設や飲食店を中心にゴキブリの相談が年間を通じて寄せられています。大分県は温暖な気候のため、5〜11月頃にかけてゴキブリが活発に活動する傾向があります。
温泉施設では高温多湿の環境が施設内に広がりやすく、ゴキブリが潜みやすい条件が整うことがあります。排水まわりの清掃と点検を定期的に行い、毒餌(ベイト剤)を適切な場所に設置することが効果的です。集合住宅では管理会社と連携して建物全体で対策することをおすすめします。
かぼす農園に迫るアライグマ──大分独自の被害
アライグマは北米原産の特定外来生物で、大分県内でも近年生息域が拡大しています。大分県独自のかぼす・ゆず・梨などの果樹農家からも被害相談が届いており、夜行性のため収穫前夜に農地に侵入して果実を食べていくことがあります。
- 農地に電気柵を設置する ── 地際から複数段に張ることが効果的です
- 収穫残渣・落下果実を放置しない ── 誘引源をなくすことが基本です
- 屋根裏・床下の侵入口を点検する ── 住宅への侵入・糞尿被害も報告されています
- わなの設置は市町村農政担当課に相談する ── 特定外来生物のため捕獲には許可が必要です
ネズミ──農業施設・住宅への侵入対策
大分県の農業施設や一般住宅でもネズミの相談が寄せられています。倉庫や住宅の扉・通気口・配管まわりの隙間を金属メッシュや金属板で塞いでおくことが基本の予防策です。
相談窓口
| 問い合わせ先 | 主な担当内容 |
|---|---|
| 大分県(農業害獣・外来種担当) | アライグマ等の農業被害全般 |
| 大分県(野生動物・外来種担当) | 特定外来生物の管理方針 |
| 大分市 保健所 | ゴキブリ・ネズミ等の衛生害虫相談 |
| 別府市 保健所 | ゴキブリ・ネズミ等の衛生害虫相談 |
| 各市町村 農政担当課 | アライグマわな貸出・防護柵補助 |
部署名・担当課は自治体の組織改編により変更されることがあります。「〇〇市 ゴキブリ 相談」などで検索して最新の窓口をご確認ください。
引越し先の害虫リスク診断で、都道府県別のリスクを比較することもできます。
隣接する県の状況が気になる方は、福岡県のジャンボタニシ傾向や宮崎県のジャンボタニシ傾向もあわせてご覧ください。
大分県のマップ目撃データでわかること
このサービスには大分県内から寄せられた目撃情報が蓄積されています。別府・由布院周辺の観光エリアや農地でのアライグマ関連の報告と、大分市の都市部でのゴキブリ投稿を地図で確認してみてください。
本記事の自治体情報は執筆時点のものです。最新情報は各自治体サイトをご確認ください。
気になること
大分でゴキブリが出やすいエリアはどこですか?
大分市・別府市・由布院など観光客が多いエリアでは宿泊施設や飲食店を中心にゴキブリの相談が年間を通じて寄せられています。温泉施設では高温多湿の環境がゴキブリの生息条件を整えやすいため、排水まわりの定期清掃が重要です。
かぼす農家がアライグマ被害を防ぐには?
電気柵の設置が最も効果的です。収穫残渣・落下果実をすぐに片付けることも誘引を減らすために大切です。わなの設置は市町村農政担当課に相談してください。アライグマは特定外来生物のため捕獲には許可が必要です。
大分市・別府市でゴキブリ・ネズミの相談はどこにすればよいですか?
大分市・別府市は各市の保健所が相談窓口です。その他の市町村では保健センターや環境衛生担当課に相談できます。