上州の内陸高温とアライグマ──群馬のキャベツ産地に迫る外来獣問題
この記事の情報は2026年3月時点のものです。
群馬県は「上州からっ風」でも知られる内陸性気候で、夏の気温が高くなる日本有数の地域です。高崎市や前橋市では最高気温が40℃近くに達することもあり、この高温はゴキブリにとっても活動しやすい環境を作り出します。一方、キャベツ・こんにゃく・ぶどうの産地として知られる農地では、アライグマ・ハクビシンによる被害が南部・東部を中心に広がっています。
アライグマ──都市近郊農地への拡大
アライグマは北米原産の特定外来生物で、群馬県内でも南部・東部を中心に生息域が広がっています。トウモロコシ・スイカ・果樹など多様な農作物への食害が報告されており、農家の被害相談が増えています。
アライグマは夜行性で用心深く、一般的なわなにかかりにくい個体もいます。被害が繰り返される場合は専門業者への依頼も視野に入れましょう。また屋根裏への侵入による糞尿被害も各地で報告されており、住宅の管理でも注意が必要です。
ハクビシン──ぶどう・もも農家への食害
群馬県内ではハクビシンによる果樹への食害も農家の悩みの種です。木登りが得意で、ぶどう・もも・なしなどの果実を好みます。夜行性のため直接目撃することは少ないですが、食いかじられた果実・足跡・フンが残ることが多いです。
ハクビシンは民家の天井裏や床下に住み着くことがあります。夜間に走り回る音や強いニオイがする場合は早めに市町村の窓口に相談するのが確実です。
ゴキブリ──前橋・高崎の内陸高温が生む長い活動期
前橋市・高崎市・太田市などの都市部では、飲食店や集合住宅を中心にゴキブリの相談が年間を通じて寄せられています。群馬は内陸性気候で夏の気温が高く、7〜8月にゴキブリの活動が特に活発になります。
ゴキブリは食べ物のニオイ・湿気・暗い隙間に引き寄せられます。集合住宅では管理会社と連携して建物全体で取り組むことをおすすめします。
ネズミ──農業施設・住宅への秋の侵入
群馬県では農業倉庫・ビニールハウス・畜産施設へのネズミの侵入が農家の課題になっています。秋から冬にかけて暖かい場所を求めて建物内に入り込みやすく、農産物の食害や配線の噛み切りによる機器の故障が起きることがあります。
相談窓口
| 問い合わせ先 | 主な担当内容 |
|---|---|
| 群馬県 農政部 農業経営課 | アライグマ等の農業被害全般 |
| 群馬県(野生動物・外来種担当) | 特定外来生物の管理方針 |
| 前橋市 保健所 | ネズミ・ゴキブリ等の衛生害虫相談 |
| 高崎市 保健所 | ネズミ・ゴキブリ等の衛生害虫相談 |
| 各市町村 農政担当課 | わな貸出・防護柵補助 |
部署名・担当課は自治体の組織改編により変更されることがあります。「〇〇市 ゴキブリ 相談」などで検索して最新の窓口をご確認ください。
引越し先の害虫リスク診断で、都道府県別のリスクを比較することもできます。
隣接する県の状況が気になる方は、埼玉県のハクビシン・アライグマ傾向や栃木県のアライグマ・ゴキブリ傾向もあわせてご覧ください。
群馬県のマップ目撃データでわかること
このサービスには群馬県内から寄せられた目撃情報が蓄積されています。農地周辺でのアライグマ・ハクビシン報告と、前橋市・高崎市の市街地でのゴキブリ投稿を地図で確認してみてください。
本記事の自治体情報は執筆時点のものです。最新情報は各自治体サイトをご確認ください。
気になること
群馬・前橋でゴキブリが出やすい時期はいつですか?
前橋市・高崎市・太田市などの都市部では、夏場(7〜8月)にゴキブリの活動が特に活発になります。群馬は内陸性気候で夏の気温が高く、飲食店が密集するエリアでは近隣と連携して同時に対策するほど効果が出やすいです。
アライグマを見かけたとき、どこに相談すればよいですか?
市町村の農政担当課または環境担当課に連絡してください。アライグマは特定外来生物のため、捕獲には許可が必要です。自分でわなを仕掛けることは原則できませんので、まず行政に相談してください。
ゴキブリ・ネズミの相談はどこにすればよいですか?
前橋市・高崎市などは市保健所が相談窓口です。その他の市町村では保健センターや環境衛生担当課に相談できます。