日本のゴキブリの種類 ── 家に出る4種の特徴と見分け方
ゴキブリといっても、じつは日本の家屋に出る種類はいくつかあります。種類によって大きさも色も違い、出やすい場所や有効な対策も異なります。「うちのゴキブリはどの種類だろう?」と気になった方のために、代表的な4種の特徴を整理します。
家に出る主な4種をおさえておこう
クロゴキブリ
国内で最もよく見かけるゴキブリです。体長30〜35mmほどで、黒褐色で表面に光沢があります。屋外から侵入することも多く、排水管・排気口・窓の隙間などから入ってきます。日本全国に分布しており、都市部でも地方でも見かける種類です。
チャバネゴキブリ
体長10〜15mmと小型で、黄褐色の体に前胸板(頭のすぐ後ろの部分)に黒い2本の縦縞があるのが特徴です。飲食店や集合住宅のガスレンジ周り・食器棚の裏など、温かく湿った場所を好みます。屋外では越冬が難しい種類ですが、室内では一年中活動します。繁殖力が特に強く、殺虫剤への抵抗性を持つ系統が問題になっていることも知られています。
ヤマトゴキブリ
体長20〜25mmほどで、クロゴキブリに似た黒褐色ですが一回り小さいサイズです。関東以北で比較的多く見られる種類で、寒さへの耐性がある傾向があります。翅(はね)は短く、成虫でも飛ぶことはありません。
ワモンゴキブリ
体長35〜40mmと日本で見られるゴキブリの中では最大級です。赤褐色の体に前胸板に黄色いリング状の模様があり、見た目のインパクトは一番強い種類です。沖縄・九州南部など暖かい地域に多く、温暖な気候を好む傾向があります。
種類の見分け方のポイント
4種を見分けるときのポイントをまとめます。
- 大きさ ── 最も小さいのがチャバネ(1〜1.5cm)、最も大きいのがワモン(3.5〜4cm)
- 色と模様 ── チャバネは黄褐色+縦縞、ワモンは赤褐色+黄色いリング、クロとヤマトは黒褐色(クロの方が大きい)
- 出た場所 ── 台所・ガスレンジ周りならチャバネ、排水溝や屋外から入ってきたならクロゴキブリを疑う
- 地域 ── 北日本ならヤマトゴキブリの可能性が上がる、南西諸島ならワモンゴキブリも候補に
種類によって対策を変えるのが効果的
同じ「ゴキブリ対策」でも、種類によって有効な方法に違いがあります。
チャバネゴキブリには毒エサ(ベイト剤)が特に効果的とされています。スプレー式の殺虫剤は一時的な効果はあるものの、殺虫剤への抵抗性がある系統には効きにくいことがあります。ガスレンジの裏や食器棚の隙間など、好みそうな場所にベイト剤を置くのがポイントです。
クロゴキブリは屋外から侵入するケースが多いため、侵入経路を塞ぐことが対策の軸になります。排水口・ドレンホース・換気口など、外につながる穴や隙間の封鎖が第一歩です。侵入経路の詳しいチェック方法はゴキブリの侵入経路と対策で解説しています。
どの種類でも共通して大切なのは、エサになるものを置かないこと、水回りの湿気を減らすことです。基本的な対策から見直したい場合はゴキブリ対策の基本もご覧ください。専門業者に依頼する場合の費用感についてはゴキブリ駆除の費用相場を参考にしてみてください。
お近くのゴキブリ目撃情報は地図で確認できます。引越し前に周辺エリアの状況を把握しておくと、入居後の対策準備にも役立ちます。