冬、ゴキブリはどこにいるの? 潜伏場所と春前にやっておきたい対策
「冬はゴキブリがいない」は少し違います
寒い季節になると、ゴキブリを目にする機会がぐっと減ります。「冬の間はいなくなった」と安心する方も多いですが、じつはゴキブリは完全にいなくなっているわけではありません。寒さで活動が鈍くなり、体温を維持できる温かい場所に潜み、じっとしているだけです。
特に暖房の効いたマンションや飲食店では、冬でも活動を続けるケースが多く見られます。「最近見ていないから大丈夫」と油断していると、春に一気に数が増えてから気づく、ということになりかねません。
冬のゴキブリが潜んでいる場所
ゴキブリは気温が15℃を下回ると活動が著しく落ちますが、25〜30℃の環境であれば冬でも活発に動きます。「温かく、暗く、狭い」という3条件がそろった場所を探してみてください。
- 冷蔵庫の裏・下 ── モーターの発熱で年中温かく、ゴキブリに好まれる定番の場所です
- 電子レンジ・炊飯器の内部や裏 ── 食べカスが残りやすく、機器の発熱もあります
- 洗濯機の下・洗面台の隙間 ── 湿気と温度が安定していて好まれます
- 壁の中・暖房配管のまわり ── 暖房で温められた配管沿いは冬でも暖かく保たれます
- 段ボール箱の中や隙間 ── 断熱性が高く、巣を作られやすい場所のひとつです
マンションなど暖房設備が整った建物では、冬でも繁殖が続くことがあります。見えないだけで、卵(卵鞘〈らんしょう〉)が産みつけられている可能性もあります。
春前にやっておきたい3つの対策
1. 潜みやすい場所にベイト剤を置く
ゴキブリが潜みやすい場所(冷蔵庫の裏、シンク下、洗面台まわりなど)に、毒餌(ベイト剤)を仕掛けておきましょう。ベイト剤を食べたゴキブリが巣に持ち帰ることで、集団に対してまとめて効かせる仕組みです。春になって活動が活発になる前に仕掛けておくのが効果的です。
2. 段ボールをため込まない
段ボールはゴキブリの格好の越冬場所です。通販などで届いた段ボールは、できるだけその日のうちに処分しましょう。押し入れや収納スペースに積み重ねたまま放置しておくと、気づいたら中が巣になっていた、ということもあります。
3. 排水口・隙間を点検しておく
冬の間に新たな侵入経路ができていないか確認しておきましょう。排水口のネット、エアコンのドレンホース先端、換気口のカバーなど、細かい場所を一度チェックしておくだけで、春以降の侵入リスクを下げられます。隙間が見つかれば、パテやテープで塞いでおくのがおすすめです。
周辺エリアの状況も春前に確認を
お近くのゴキブリ目撃情報は、地図でいつでも確認できます。引っ越しを検討している方は、物件周辺の状況を暖かくなる前に調べておくと、入居後のリスクをある程度把握できます。
気になること
冬になるとゴキブリはどこに潜んでいるのですか?
ゴキブリは気温15℃以下で活動が著しく落ちますが、冷蔵庫の裏・下、電子レンジや炊飯器の内部、洗濯機の下、壁の中や暖房配管のまわり、段ボール箱の中などの「温かく・暗く・狭い」場所に潜んでいます。暖房設備が整ったマンションや飲食店では冬でも活発に動き続けるケースもあります。
冬にゴキブリを見かけなくなったら、もういなくなったと考えてよいですか?
見えなくなっただけで完全にいなくなったわけではありません。活動が鈍くなっているだけで、暖かい場所に潜んでいます。卵(卵鞘)が産みつけられている可能性もあり、春に気温が上がると一気に数が増えて初めて気づく、というケースが少なくありません。
春のゴキブリ大量発生を防ぐために冬のうちにできる対策はありますか?
3つの対策が効果的です。冷蔵庫の裏やシンク下などにベイト剤(毒餌)を仕掛けておくこと、段ボールをため込まず早めに処分すること、排水口・ドレンホース・換気口などの侵入経路を点検して隙間をパテやテープで塞いでおくことです。春に活動が活発になる前に手を打つのがポイントです。
ゴキブリが繁殖しやすい温度は何度ですか?
ゴキブリは25〜30℃の環境で最も繁殖が活発になります。暖房が効いた室内ではこの温度帯が保たれやすく、冬でも繁殖が続くことがあります。15℃を下回ると活動が著しく低下しますが、完全には停止しません。