ハクビシンとは?生態・見た目・糞・被害・追い払い方
夜中に天井からドタドタと音がする、庭の柿が食い荒らされている──そんなことが続いているなら、ハクビシンが関係しているかもしれません。見た目は愛らしくても、住み着かれると被害が広がりやすい動物です。
ハクビシンってどんな動物?
ハクビシンはジャコウネコ科に属する動物で、体長は尾を除いて50〜60cm、尾まで含めると80〜100cmほどになります。体重は3〜5kg程度です。
最大の特徴は、額から鼻の先にかけて走る白い縦線。この白いラインがあれば、ほぼハクビシンと見てよいでしょう。全体的に灰褐色の毛色で、足先は黒っぽくなっています。
ハクビシンはアジア原産の外来種で、北海道を除く日本各地に分布しているとされています。夜行性で、木登りや電線渡りが得意なため、木が茂る住宅地や農村部でもよく目撃されます。食べ物は果実が中心で、柿・ぶどう・スイカ・みかんなどを好みます。
アライグマとどう見分けるの?
ハクビシンと混同されやすいのが、同じく外来種のアライグマです。両者は体格が似ていますが、見分けるポイントがいくつかあります。
- ハクビシン ── 額から鼻への白い縦線が特徴。尾は灰褐色でしま模様がない
- アライグマ ── 顔に黒いマスク模様。尾に灰色と黒が交互に並ぶ縞模様がある
動いている姿で判断するときは、尾のしま模様の有無が最もわかりやすいポイントです。なお、どちらも鳥獣保護管理法の対象となっており、許可なく捕獲することはできません。
どんな被害が起きるの?
ハクビシンが引き起こす被害で多いのは、農業被害と天井裏への侵入です。
農業被害では、果樹園の柿・ぶどう・みかんなどが食い荒らされるケースが知られています。果実だけでなく、トウモロコシ・スイカ・メロンなども被害を受けることがあります。
天井裏への侵入では、フン害・断熱材の損傷・異臭・騒音が問題になります。ハクビシンは同じ場所にフンをする「ためフン」と呼ばれる習性があり、天井裏に大量のフンが積み重なることがあります。フンや尿が染み込んで天井が変色・腐食するケースや、断熱材が完全に損なわれるケースも報告されています。
また、夜間の鳴き声や活動音が騒音トラブルになることも少なくありません。
対処するにはどうすればいい?
ハクビシンへの対処は、「追い払う」と「入れさせない」の2方向から考えると整理しやすいです。
忌避剤を使う方法としては、ハッカ油・木酢液・唐辛子成分を含む製品が知られています。ただし、雨で流れると効果が薄れやすいため、定期的に補充するのがポイントです。
侵入口を封鎖するのも重要です。屋根と外壁の接合部・換気口・配管まわりのすき間など、4〜5cm程度の隙間があれば侵入できます。金属メッシュや金属板で塞いでおきましょう。
すでに天井裏に住み着いてしまった場合や、農業被害が続いている場合は、専門業者への依頼が確実です。捕獲には行政の許可が必要なため、自治体の担当窓口か業者選びのポイントを参考に、まず相談してみてください。
お近くのハクビシン目撃情報は、[地図](/)で確認できます。どのエリアで目撃が多いかを把握しておくと、引越し先の環境チェックにも役立ちます。
天井裏への侵入の詳細は天井裏への侵入と対策で、アライグマとの違いについてはさらに詳しくアライグマとハクビシンの見分け方でまとめています。